サーバー製作記!・媒体作成&大失敗編

作成日:2010年3月20日

あらすじ

前回までにマザーボードの修理とOSのインストール、サーバーとしての基本設定を終了させました。
しかし、サーバーとして動かすのに実に致命的とも言える問題が新たに発覚したため今回はその対策です。

で、その問題とは何かと言うと熱です。排熱です。
設定を弄っていた時にやたらとファンが回っていた事、それにそこからの排熱がかなり熱かったので気になってCPUなどの温度を監視できるソフト「Gkrellm」で測ってみたところ表示温度は60度を超えていました。

起動してるだけの状態でも50度台後半の温度を示すのでこの状態で24時間365日動かすにはとても不安です。なんとかせねば!
熱対策

代わりの媒体を探す

VA93J/BH ヒートシンク
VA93J/BH ヒートシンク周り
とりあえず再度分解してヒートシンク周りを見てみると、
そこにあったのはヒートシンクというよりただの板とも呼べる代物・・・。

VA93J/BHに使われているCPUはPentium3-Mの低電圧版のものですがこのヒートシンクでは流石に低電圧版でも排熱しきれなかった模様。
この機種のコンデンサトラブルもこの排熱機構あっての事かもしれませんね。
PowerMac G3
PowerMac G3 ケース
せっかくのモバイルノートなのでそのままコンパクトに使いたいトコですがこれだけ熱量が多いとなるともうケースそのものを見直す他ありません。

マザーにフィットして冷却機構を改造できるほど余裕があって、尚且つ置いていてもじゃないなら無い大きさのモノ。
それにどうせなら面白そうな媒体に組み込んであげたいものです。

そう思って部屋の中を見渡していたらその条件に合いそうな媒体を発見!
PowerMac G3のケースです。

元々ジャンクで動かなくなったG3にDOS/Vのマザーを組み込んでサブマシンとして改造していたのですがもうすっかり使わなくなってたのでこの際にサーバーとして生まれ変わらせることにしました。
逆にこれだけ大きいと床に置けるので邪魔にも感じません^^

媒体内部を改造

仮置き
マザー仮置き
とりあえずG3の中身を取り出してマザーを仮置きしてみるとこんな感じ。

このままだと映像出すときにケースを開けてケーブルをつなげないといけないので閉じたままでもいけるようにコネクタの引き回しが必要ですね。
LANコネクタも同様に引き回してやる必要がありそうです。
サーバーなのでその他のコネクタは引き回しません。
ネジ穴
ペンチで除去
まずはマザーを置く時に邪魔になるネジ穴をラジオペンチで除去します。
マザーに使うネジ穴はPCショップで売ってる六角スペーサーで増設します。
コネクタ
コネクタ部
次に引き回すためにコネクタを増設。
今回はマザーに直に半田付けするのではなくマザーのコネクタを利用します。
信号にノイズが混じりそうですが、改造しやすく失敗しにくいと思うので。

VGAコネクタはハードオフでVGA延長ケーブルとビデオカードを調達し、カードの金具と延長ケーブルをナットで連結。
LAN延長ケーブル
自作LAN延長ケーブル
LANの方もジャンクのLANカードとLANケーブルを利用して延長ケーブルとなるように改造しました。

これで媒体内部の基本的な改造は以上です。

電源部の改造

電源
G3に乗ってた電源
ケースに付いてた電源はもちろんこのままでは利用価値0ですが、でもせっかくなのでACアダプタのケースとして再利用しようかと思います。
この電源に内蔵されているファンもケースファンとして利用出来そうですし。

G3のケースは風通し悪そうなので排気用のファンが欲しいと思ってました。
電源改造
電源分解&ACアダプタ設置
分解してファンとアース付きACコネクタ以外は全部取り外し。
ACアダプタを両面テープで固定してファンのケーブルを適当な銅線でケース内部に延長しました。
メガネケーブル改造
メガネケーブルとコネクタを接着
部屋の中に転がってたメガネケーブルを切ってアース付きACコネクタと接着。
もちろん絶縁処理も忘れずに。

メガネケーブルをアダプタにつなぎケースを閉じれば電源部の改造は完了です。

見た目は普通のPC用電源と変わりません。
扱い方も普通にアース付きACケーブルで接続すればOKというワケ。

熱対策・冷却部の改造

さ、いよいよ今回のキモです。
元のヒートシンクに代わってよく冷やせるヒートシンクを自作したいところですが、正直言って金属の加工には全く自信がありません。

なので今回は元のヒートシンクを改造して使ってみたいと思います。
幸いにも元のヒートシンクは表面が真っ平らなのでその上にさらにヒートシンクをくっつけるだけでも十分冷せるのではと考えました。
ついでにケースに余裕もあるのでCPUファンもつけちゃう事に。

そのために新たなヒートシンクとCPU用のファンを調達したいところですが、ファンとか新品で買っちゃうと2000円くらいしちゃいそうです。
それだけでマザーより高いし・・。

かと言ってジャンクなファンだと疲れきってて音とかうるさそうですし、ナリがデカいのでせめて音ぐらいは気を配りたい。
ゲームキューブ
ゲームキューブ
そんな時に見つけたのがコレ、「ゲームキューブ」
なんか適当に分解してそこからのパーツを利用してもいいなぁとか考えてたら丁度目につきました。

お値段300円也。
まだ1世代前の機種だというのに、ゲーム機の値の崩れ方は酷いですねぇ・・。
パーツ
取り出したパーツ
早速買って帰って分解してみたところ、適度なサイズのヒートシンクに冷却用ファンなどが取り出せました。

ファンを9V電源で動作させてみたらコレがなかなかの静音ぶり。
風量も結構あります。
音は近くで回ってても気がつかないくらい静かです。

あまり期待しないで買ってみたのですが大当たりでしたw
加工後
CPUとチップセット用
早速ヒートシンクをCPU用に加工。
チップセットも熱くなるのでついでに作っちゃいます。

底面には多少の出っ張りがあるので真っ平らになるようヤスリで調整。
つけた時にしっかり伝熱してくれなければ意味ないですからね。
メモリ ヒートシンク
余った部分をメモリに装着
増設したメモリも結構熱くなるのでヒートシンクの余りをつけてあげました。
接着にはチップセット用のヒートシンクに使う接着シートを使っています。

これで丁度ゲームキューブのヒートシンクを使い切りました^^
接着後
ヒートシンク装着後
CPUとチップセットにも装着。
装着し終わったマザーはこんな感じになりました。
CPUファン
CPUファン取り付け
ケースを閉じた時にヒートシンクが来る位置にCPU用ファンを設置。
電源はマザーから適当に5V出力されてるところからとっています。
ケースファンも同じところからとっています。

ちなみにこのファン、ゲームキューブのヤツじゃなかったりします。
加工時の問題で取り付けることができませんでした^^;
性能は良いんだけど、5Vじゃ動かないみたいで・・。
内部
閉じた状態
閉じた状態で見てみるとこんな感じに
ヒートシンクとファンの距離も丁度良いですね。

どうでも良いんですがこの写真、なんか意味なくカッコ良くなりましたw
ケース加工後
加工後全体図
以上で熱対策は完了です。
加工後の全体像はこんな感じになりました。

なんか予想以上にケーブルがゴッチャゴチャ・・・。
短く加工しても良かったんですけどなんかヘタに弄ると壊したり、失敗しそうなんで手を付けていません。
単にメンドクサイという噂も・・^^;

で、熱対策がどれほど効果あったか試運転してみたところ、60度台だった温度が40度を切ったところで安定するようになりました!
音もほとんど無音に近いぐらい静かですし、加工に手間がかかりましたが結果が良かったので満足です^^b

コレなら熱暴走に怯えることも無いでしょう。

しかし大失敗・・・

無事に熱対策も終わり運用させるのに申し分ないほどに仕上がってきました。
しかし、電源とアクセス用のLEDを取り付けている最中に突然、

パチィッ!

という乾いた音が部屋の中に響き渡りました。
急いで電源をつなぎ直し、電源スイッチを押してみましたが、

反応が・・・無い・・・・・。

その後いくら放電しようとBIOS電池を外そうとしてもマザーが息を吹き返してくれる事はありませんでした・・・。


全く、今までの苦労は一体なんだったのだぁ〜;;;;

と、いうわけで

猫さん。の不注意からマザーが見事に壊れてしまったため話は振り出しに戻りました。
ここまでやるのに1ヶ月近くかかったため正直傷心の至りですがここまでやっといてもう後には引けません。

代わりのマザーを求め、次のリベンジ編に続きます。

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